8月20日(木)は、サマースクール(登校日)でした。久しぶりに教室に子どもたちの笑顔が戻ってきました。宿題の確認やプールで水泳をしました。そして、平和について考える時間をもちました。
波野小学校には「沖縄文庫」があります。沖縄からたくさんの本が送られてきます。波野小学校では毎年、この時に、沖縄文庫に込められた思いを学習します。
沖縄戦を前にした1944年、那覇市から波野に学童疎開(がくどうそかい)した方々がいます。旧楢木野国民学校内の建物で過ごされました。食料も少なく、なれない波野の寒さに凍傷(とうしょう)になる子どももいました。それでも、疎開者は全員命をつなぐことができたそうです。でも、沖縄にもどったら、ふるさとは地上戦で大きな打撃(だげき)を受けていました。沖縄にもどっても、戦後、たくさんの苦労のなかで生きてこられました。
その後、疎開体験者の提案で、1987年に「楢木野会」が結成され、その2年後、阿蘇を訪ねてこられて交流が始まりました。楢木野会の皆さんは、当時、波野にお世話になった恩返しの思いから、沖縄戦や沖縄の自然のすばらしさ、沖縄に関する絵本などを楢木野小学校に寄贈されます。本の寄贈は楢木野小学校から波野小学校の今にいたるまで、ずっと続いています。波野小学校には、300冊を超える沖縄文庫があります。そこには、平和の大切さ、命の尊さを伝えたいという思いが込められています。
子どもたちは自分で選んだ沖縄文庫の本を手にとり、読んでいました。平和の大切さについて考える時間となりました。
